05 / 最初のメンバー募集
アイドルメンバーの募集方法。人脈のない僕にも、問い合わせは来た
アイドルグループを作りたい。でも、最初のメンバーはどこで見つけるんだろう。
知り合いに声をかけられる人ならともかく、僕にはそんな相手がいなかった。実績のない運営者の募集に、興味を持ってくれる人がいるのかも分からなかった。
僕が実際に使ったのは、複数のオーディションサイトへの無料掲載だった。出してみると、思っていたより問い合わせが来た。
ただ、掲載先を見つけることと、メンバーと活動を始めることの間には、もう少し仕事があった。ここでは募集方法と、募集前に用意したいことを整理しておく。
募集を出す場所と、情報をまとめる場所を分ける
オーディションサイトは、活動したい人が募集を探しに来る場所だ。自分のグループをまだ知らない人にも、活動条件を見てもらう入口になる。
SNSで募集を告知したり、自分のサイトに募集ページを置いたりする方法もある。ただ、ページを作っただけでは、読みに来てもらえるとは限らない。
募集を知ってもらう場所と、詳しい条件を確認してもらう場所。その二つを分けて考えると、何を用意するかが整理しやすい。
僕自身の経験として書けるのは、オーディションサイトに掲載して反応があったことだ。すべての募集方法を試して比較した、という話ではない。
無料掲載でも問い合わせは来た。でも、条件は先に読む
掲載するときは、そのサイトで受け付けている募集の条件、必要な情報、審査の有無、費用が発生する範囲を確認したい。
掲載料が無料でも、追加の機能や別のサービスまで無料とは限らない。今申し込む内容が何かを、各サイトの案内で確かめる。
ここで僕が書いている無料というのも、募集の掲載にかかった費用のことだ。楽曲や衣装、練習場所など、運営の費用がなくなるわけではない。
それでも、最初から広告に大きなお金を使うことしか方法がない、と考えていたなら、一度募集情報サイトの掲載案内を読む意味はあると思う。
募集文は、熱意だけで埋めない
実績がないと、「本気です」「全力で支えます」と書きたくなる。僕も、実績の空白を言葉で埋めようとしていた。
でも、応募する人が知りたいのは、自分が参加できる活動かどうかだった。
活動する地域、頻度、目指す方向性、募集する人数や条件。参加する人の費用負担、報酬の考え方、選考の流れ、運営者の情報、連絡先。応募を判断する材料を、具体的にそろえたい。
まだ決まっていないことは、決まっていることと分けて書く。「あとで説明する」にしすぎると、応募する側も判断できない。
複数のサイトに掲載するなら、条件を変更したときにそれぞれ直せるよう、掲載先と更新日も控えておくと確認しやすい。
反応がないときは、どこで止まったかを分ける
もし問い合わせが来ないなら、募集自体が見られていないのか、見た人が条件で迷っているのか、応募方法が分かりにくいのかを分けて確認したい。
募集ページが開けるか。締切や活動地域がすぐ分かるか。スマートフォンから連絡できるか。まず自分でも確かめられるところがある。
反応が少ないことを、そのまま「自分には運営は無理だ」に変えなくていい。募集の内容や届け方として見直せる部分もある。
問い合わせが来てから、何を話すか
僕の場合は、思っていたより問い合わせが来た。そして、面談を重ねてグループを立ち上げた。この記事を書いている今、そのグループはもうすぐ2周年になる。
問い合わせが来るまでは、「来てくれる人がいるだろうか」が気になっていた。でも、来てからは、自分が活動について答えられるかが問題になった。
「いつから活動しますか」「費用はかかりますか」「運営経験はありますか」。選ぶ側であると同時に、こちらも見られている。
募集を出すことだけで準備を終えず、答えられることと確認が必要なことを整理しておく。僕にとって、募集の先にあったのは、そういう準備だった。